私鉄を走る貨物列車は、今や貴重な存在になりつつあります。岳南鉄道や東武鉄道・西武鉄道などの貨物は既に廃止されていますが、秩父鉄道では今でも石灰石を運ぶ貨物列車が頻繁に走っています。製造から既に40年以上の電気機関車が現役で活躍しています。今回撮影した武川駅は、三ヶ尻線の分岐駅です。三ヶ尻行き貨物列車は、武川駅で機関車を付け替えます。旗を振っての連結シーンも良いですね。昔ながらの誘導方法で懐かしさがあります。冬季以外は、電気機関車のパンタグラフは１つのみを上げている(もう１つのパンタグラフは折り畳んでいる)ようです。冬季は電気機関車が両方のパンタグラフを上げて走行します。
秩父山地の武甲山（三輪鉱山）や群馬県多野郡神流町にある叶山鉱山で石灰石の採掘が行われています。採れた石灰石は秩父鉄道の貨物列車で輸送されます。三ヶ尻線の三ヶ尻駅へ輸送され、太平洋セメント熊谷工場へ運ばれます。
なお、セメント工場の稼働状況や石灰石採掘の状況で貨物列車の運転本数は日によって変わります。セメント工場の点検期間や休業期間は、貨物列車も運休するようです。
ちなみに、全国の私鉄を探しても貨物輸送が現役で残るのは秩父鉄道、三岐鉄道、西濃鉄道や臨海鉄道などです。太平洋セメントに関連する鉄道で、貨物輸送が続いています。
[再生時間インデックス]
00:00 冒頭の説明
0:18 三ヶ尻行き貨物列車
1:46 パンタグラフを上げ、機関車付け替えの準備中
2:18 影森行き返空列車
4:31 連結シーン
5:40 三ヶ尻行き貨物列車が出発
7:53 影森行き返空列車が出発
9:25 三ケ尻線へと進む三ケ尻行き貨物列車
【関連動画など】
貨物用の交換・待避設備がある秩父鉄道 波久礼駅【私鉄の貨物列車】
熊谷貨物ターミナルにて貨物列車の発着や入換シーン
非電化ローカル線に残る貨物列車と交換駅の分岐器【石巻線 鹿又駅】
【私鉄の貨物輸送】秩父鉄道の分岐器と交換駅【長瀞駅・上長瀞駅・親鼻駅】https://youtu.be/4XRYJ6J5G0w
篠ノ井駅の機回しシーン
仙台貨物ターミナルにて貨物列車の発着や入換
I took a picture of this video by Takekawa station in the city of Fukaya, Saitama prefecture, Japan.
(Private railway operator Chichibu Railway Company, Ltd.)
Both passenger trains and freight trains run on the Chichibu Railway.
Freight trains carry mountain limestone to cement factories.
For freight trains, the locomotive will be replaced at Takekawa station.
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