2018年3月・12月,2019年2月・12月7日・11日・12日・15日撮影
長野電鉄の車両の中で唯一の非冷房車である3500系O2編成について取り上げた動画です。主に車内探索や走行シーン、後面展望などを載せています。
※時系列はバラバラですのでご了承ください。
■中心車両
3500系O2編成[モハ3532ーモハ3522 向き:長野→湯田中]
■製造年月
・モハ3532&モハ3522:1963年製(東急車輌)
■撮影区間
長野電鉄長野線:長野~湯田中間
【3500系O編成について】
1993年~1997年の約5年間、老朽化した車両(2500系やOSカーなど)の置き換えや長野オリンピックに伴う輸送増強のために営団3000系が2両編成×14本,3両編成×3本と部品取り2両の計39両が譲渡された。その内の2両×6本はO編成という種類に分類されアルファベットは“One man”の頭文字である。同じ2両編成のN編成とは相違点があり、車内運賃収受箱や整理券箱と言った地方型ワンマン対応をとっている。また、こちらは冷房化改造を受けなかったので、O編成は支線区間(木島線・屋代線)や信州中野~湯田中間といった利用客の少ない区間に充てられた。なお、冷房装置が無いためO編成は営団時代の外観を色濃く残す編成として運用区間で走ってきた。しかし、担当だった路線の廃止により順次廃車となり、残ったO2編成も2019年12月で引退となるため、O編成は全て消滅となる。
【長野電鉄3500系O2編成について】
O編成の中で最後まで残った編成。製造時期は1963年と2007年まで在籍したN1編成の次に古い。木島線・屋代線廃止で他のO編成が次々と廃車されていく中で唯一生き残った。ただし前述の通り非冷房な為、屋代線廃止後、夏場は一時的に休車となり、冬場の信州中野~湯田中間を中心に運用に就くという独特な態勢を採っていた。また、O6編成解体以降は現存3500系の中で営団時代の外観に最も近い編成として存在感を出していた。しかし、2019年11月に赤帯が剥がされ営団時代の姿へと復元された。そして2019年12月7日から約1週間、さよならイベント・ラストランが行われ同年12月15日で引退となる。
屋代線廃止から7年半経ちますが、遂にO編成が全て引退となる日が来てしまいました。河東線時代を物語る車両は走らなくなりますが、まだまだ3500系N編成や3600系L2編成といった同じ形式がいます。しかし、近い内に代替車両が導入されるようなので、これらの車両も先は長くないです。見納めが近づいてくるのは寂しいですが、撮影や乗車で記録を残しておこうと思います。
約56年間、今までお疲れ様でした‼︎
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【関連動画】
↓長野電鉄長野線前面展望(長野~湯田中間)[2017年9月]
↓しなの鉄道115系S11編成「イイヅナのリンゴ」ラッピング時代の車両特集動画[2018年1月]
↓しなの鉄道北しなの線前面展望[2018年8月]
↓湘南モノレール乗車動画[2018年9月]
↓3600系L2編成特集動画[2019年2月]
https://youtu.be/9hjXAdHiwSU