列島上空に流れ込んだ寒気の影響で北日本の一部では早くも大雪となっています。冷え込みも厳しくなるなか、北海道の行楽地は日が沈んでいるのにもかかわらず多くの観光客でにぎわっています。
北海道美幌町にある「青い池」。ライトアップの明かりが湖面に様々な模様を浮かび上がらせます。その名の通り青い光も…。気温は手元の温度計でマイナス1℃。何人もの観光客が、この時を待っていました。
この青い池。日中は…。
自撮り棒を雪にさせば三脚代わりになることを発見したグループ。
韓国人観光客:「青い水が…」「そう青い水が…、残念ながら…」「かすかに見えるけど」「悪くはないわね」
7日は二十四節気で本格的な冬の到来を意味する「大雪(たいせつ)」。
岐阜県高山市は絵本のような冬景色。朝市で果物を売る女性も、かじかむ手を七輪にかざします。
福島県猪苗代町のスキー場は7日にオープン。1日の予定が雪が降らず、7日にずれ込みました。
利用客:「オープンなんで、すごい楽しみにして雪も今最高です。雪が新鮮でホワホワしてます」
雪は美しく、楽しいだけではありません。人々の生活を圧迫する面もあります。
石川県白山市では、今シーズン初めて除雪車が出動しました。
除雪。それはこれからの季節、雪国では大きな課題です。
7日に公開されたのは鉄道の除雪を担う新型車両。
今年2月の大雪では島松駅の周辺であまりにも雪が多いため、除雪車両が故障するトラブルがありました。
その時の様子では、札幌駅と苗穂駅の間で除雪用の車両が除雪作業を行っています。線路上の雪をかき分けながらゆっくりと札幌駅方向へと動いています。
職員が手作業で除雪する姿も…。しかし、除雪は追い付かず、7000本以上の列車が運休する事態になりました。
それを受けて今回、新たに配備された車両は、よりパワーの強いものになりました
冬の到来は全国に及んでいます。
各地で紅葉がラストスパートを迎えています。
千葉県松戸市にある本土寺。春には桜、初夏には“紫陽花寺”とも呼ばれる名所。初冬の今、紅葉が見頃を迎えていました。
台湾からの観光客:「ここは台湾より、ずっとずっと美しいです。間違いありません。台湾ごめんなさい」
数日ぶりに広がった青空と紅葉のコントラスト。文字通り、晴れの門出を迎えた家族がいました。
七五三を迎えた家族:「七五三で来た」「紅葉がきれいだったので、紅葉で撮影したくてここにした。最高です」
今季一番の冷え込みとなった東京。都心でも、まだ紅葉が楽しめる場所があります。
来園者:「日本の高いタワー、紅葉とコントラストで素晴らしい」
スカイツリーを望む東京・江東区にある清澄庭園。6日までの雨が紅葉を散らし、“赤いじゅうたん”を作り出しています。人々は、去りゆく秋を惜しんでいました。
来園者:「秋ならではの光景で、この時期あっという間に過ぎる。この機会が本当に素晴らしい一日」
ここにも晴れの門出を迎えた人がいました。
結婚式の前撮りで訪れた新郎新婦。雲一つない青空が2人の門出を祝福します。
外国人も駆け込みで紅葉を楽しんでいます。
オーストラリアからの観光客:「日本の秋はとても美しく素敵ですね」
東京タワーのもとにも隠れた紅葉スポットがありました。
東京・港区の芝公園。江戸時代には「モミジ山」と呼ばれ、知る人ぞ知る紅葉スポット。ここにも外国人の姿があります。
オランダ人留学生:「すごい、すごいですね。紅葉の赤と東京タワーの赤。ほんとすごい。桜より紅葉の方がおすすめですね」
夜は、また違った楽しみ方ができます。
東京タワーの明かりが木々を照らす都心ならではのライトアップ。都心でしか楽しめない景色にシャッターを切る手は止まりません。
来園者:「去年は早すぎて撮れなかったので、今年は良い感じで黄色いモミジが良かったと思う」
オーストラリア人:「とてもきれいです。とてもプリティー。東京のシンボルです」
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