【界磁チョッパ】近江鉄道300形302F走行音(元西武3000系) / Ohmi-railway 300 sound

【界磁チョッパ】近江鉄道300形302F走行音(元西武3000系) / Ohmi-railway 300 sound
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Japanese train running sound and view in the car.(SHIGA/Ohmi-Railway/Series300)

近江鉄道300形302F走行音です。この車両は元西武鉄道の3000系を改造したもので、制御方式は界磁チョッパ制御となっています。近江鉄道で回生ブレーキを装備するのは本形式が初となります。

・西武3000系の話
本形式の前身である西武3000系は1983〜1987年に製造された池袋線向けの8両3ドア車で、9編成が投入されました。当時の西武では新宿線各駅停車用に4ドア界磁チョッパ制御車の2000系が1977年から投入されていましたが、池袋線など汎用通勤車としては1979年から3ドア抵抗制御車の新101系列が増備されており、依然3ドア車がスタンダードとなっていました。そこで3ドア車体と2000系で確立された界磁チョッパ制御と電気指令式ブレーキを組み合わせる形で誕生したのが3000系で、新101系とは前面中央部の桟が黒色であること、側面窓が2区画分のユニット窓であることが異なります。しかし1988年からは池袋線を含め通勤形の標準を4ドアとする方針に改められ、新2000系が大量に増備され、3000系は小所帯勢力に留まりました。関係者内では3000系は”発注ミス”と揶揄されたようですが、ホームドア整備の支障になるとして2010年から2000系より先に廃車が始まり、2014年までに西武からは全車引退となりました。

・省エネ装備そのままに近江鉄道へ
全車解体かと思われた3000系ですが、最後に引退した3007Fと3009Fの2本は3ドアだったことが逆に奏功してか近江鉄道へ移籍することになり、2014〜2015年にかけて配給されました。配給後は目立った動きはなく5年以上経過した後、彦根工場にて2両編成化工事が行われ、2020年夏に300形として301F、翌2021年に302Fが営業開始しています。2両編成化にあたっては中間モハユニットにクハから切断した先頭部を接合した全電動車編成となっており、運転台直後の側面窓が無いのが特徴的です。新101系を種車とした100形と同じ水色車体ですが、白帯が省略されています。車内はドア上にLCD表示器も設置されており、近江鉄道のエースとして活躍が始まりました。

52.近江鉄道 / Ohmi railway
https://www.youtube.com/playlist?list=PL6NYQKJQ2Wmd8TAkUWCAIdDZbMpV13t8J