1991年5月14日10時35分頃、滋賀県甲賀郡信楽町(現・甲賀市信楽町)黄瀬の信楽高原鐵道信楽線・小野谷信号場 – 紫香楽宮跡駅間で、信楽駅発貴生川駅行きの上り普通列車(SKR200形4両編成)と、京都駅発信楽駅行きの西日本旅客鉄道(JR西日本)直通下り臨時快速列車「世界陶芸祭しがらき号」(キハ58系3両編成)とが正面衝突した。先頭車のキハ58形は前部が押し潰された上に全長のほぼ1/3が上方へ折れ曲がり、SKR200形は先頭車が2両目とキハ58形とに挟まれる形で原形を留めないほどに押し潰された。当時、沿線の信楽町では「世界陶芸祭セラミックワールドしがらき’91」が4月20日から開催されており、信楽高原鐵道は線路容量をはるかに超える来場者輸送に追われていた。