【炭鉱とともに生きた路線】石勝線夕張支線(新夕張~夕張)の廃駅を巡る【2019SGW北海道10】

【炭鉱とともに生きた路線】石勝線夕張支線(新夕張~夕張)の廃駅を巡る【2019SGW北海道10】
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今回は2019年3月31日の最終運転をもって路線廃止となった石勝線夕張支線の駅巡り(沼ノ端~夕張+新夕張)をしていきます。撮影時点で廃止からは1ヶ月がたった各駅をご覧いただきます。

夕張支線のある夕張市はかつては炭鉱で栄えた街でその時代は炭鉱労働者とその家族を中心に賑わっていました。また、夕張支線の各駅からは主に市内の炭鉱方面へ向かう路線が樹木の枝のごとく分岐していました。しかし、1970年代のエネルギー革命を境に石炭産業は斜陽化、それに伴い人口の流出が進み、現在に至ります。

人口減少に伴う利用者減は交通面にも大きく影響を与えたことは言うまでもありません。夕張支線から延びる各路線は軒並み廃止となり、近年ではその幹となっていた夕張支線の存続がJR北海道の財政面で危ぶまれていました。

また一方で、沿線の夕張市は近年発生した財政破綻から交通体系を含めた街の再生化を試みており、財政面で喘ぐJR北海道に夕張市の方から夕張支線の廃線を提案をしたことが廃線決定のきっかけとなっています。従来ではJR北海道から沿線自治体に廃止の相談をすることが多かったのですが、沿線自治体自らが廃止の提案をしてきたのは珍しい事例です(夕張支線の沿線自治体が夕張市のみだったので比較的話が進めやすかったものと思われます)。

廃止後の現在では新夕張駅から夕張駅の先の中心街を通り、夕張市のランドマーク、石炭博物館まで至るバスが代替として運行されています。ちなみに石炭博物館は2019年4月に発生した坑道火災発生の影響で、休館となっており、夕張市にとって大変な時期における撮影となりました。少しではありますが、休館中の石炭博物館の様子もカメラに収めています。

夕張市の状況が少しでも良くなることを祈っています。

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