豪雨で被災したJR肥薩線についてJR九州は鉄道の利活用や経済効果などを検討することを復旧に向けた条件として示しました。
JR九州は国・熊本県が出席する会議で「地域全体の交通のあり方」など6項目の検討課題を示し「鉄道を作ることになればどう利活用しどう持続させるかを今後考えていくべき」と提言しました。
復旧への条件とも言える鉄道の利活用について県は列車そのものをくまモン仕立てとすることなど地域の活性化につながる具体策を検討していて、その調査費の計上などを今議会に追加提案します。
復旧費の76億円は国・県・JR九州が3分の1ずつ負担する枠組みを検討していますが、被災前は年間9億円の赤字路線だったため復旧後も赤字が増えることが懸念されています。
検討会議では最終的に鉄道を軸とした地域振興計画の策定を目指しています。