相模鉄道と東急電鉄は、今日24日、来年3月中旬に開業を控える「相鉄・東急直通線」のダイヤ概要を発表しました。
相鉄・東急直通線は、2023年3月に開業する新路線です。西谷〜新横浜間が相鉄新横浜線、新横浜〜日吉間が東急新横浜線となります(西谷〜羽沢横浜国大は2019年に開業)。
今年7月には線路がつながり、現在は試運転が行われ開業に向け準備が進められています。
そして、開業まであと約4ヶ月と迫る11月24日、ダイヤ概要が発表されました。
東急新横浜線は、朝ラッシュ時間帯は、1時間あたり最大16本が運行されます。4本が東横線へ直通し、12本が目黒線へ直通します。目黒線へ直通する12本のうち最大5本は新横浜駅始発になるということです。また、東横線の菊名駅始発列車は全てが新横浜駅始発の「急行」に変更されます。
日中時間帯は、1時間あたり6本の列車が運行されます。このうち2本が東横線へ直通し、4本が目黒線へ直通します。目黒線へ直通する4本のうち2本は新横浜駅始発になるということです。
また、東急新横浜線から東横線へ直通する列車は全列車が「急行」、目黒線へ直通する列車は「急行」と「各停」で運行されます。新綱島駅には、通過列車は設定されず全列車が停車するということです。
渋谷駅や目黒駅から先、東京メトロ副都心線や南北線・都営三田線方面との直通運転についてのダイヤ概要は、12月以降に発表を予定しています。
相鉄新横浜線は、1日あたり上下約200本が運行します。新横浜駅行き、新横浜駅始発の列車も運行される予定です。
平日朝ラッシュ時間帯は、1時間あたり最大11本が運行します。4本が相鉄本線(海老名方面)、7本が相鉄いずみ野線(湘南台方面)へ直通します。日中時間帯以降は、1時間あたり片道4~8本の運行です。
相鉄本線から東急目黒線方面へ、相鉄いずみ野線から東急東横線方面へ直通します。羽沢横浜国大駅には、通過列車は設定されず全列車が停車するということです。
また、相鉄いずみ野線内では、JR線との直通が始まる2019年11月に廃止された「特急」の運行が東急線直通列車として復活します。相鉄いずみ野線の「快速」、相鉄本線の「特急」の運行時間帯は拡大するということです。
このほか、相鉄線では西谷駅〜横浜駅間を往復する運用も設定されます。
相鉄・東急直通線の主な区間の最速の所要時間は、二俣川~新横浜間が11分、海老名~目黒間が53分、湘南台~渋谷間が51分を予定しています。2023年3月に開業すると、7社局14路線を結ぶ広大な鉄道ネットワークが形成されることとなります。
◆東急電鉄 プレスリリース
https://www.tokyu.co.jp/company/news/list/Pid=sh20221124-1.html
◆相模鉄道 プレスリリース
https://www.sotetsu.co.jp/pressrelease/train/r22-178/
◆相鉄新横浜線(羽沢横浜国大~新横浜)前面展望
https://www.youtube.com/watch?v=wMQlaR8w7Do