福岡市地下鉄やＪＲ鹿児島線で、１９日早朝から故障や不審物のトラブルが相次ぎました。この影響で、通勤ラッシュの時間帯に運休や遅れが出ました。
福岡市交通局によりますと、１９日午前４時４０分ごろ、福岡市西区の姪浜車両基地で、電気系統に何らかのトラブルがあり、ポイントの切り替えが出来なくなっているのが確認されました。
福岡市地下鉄の列車を基地から出せなくなったため、ポイントの切り替えをすべて手動にして出庫にあたりました。
この影響で地下鉄の箱崎線と空港線、接続するＪＲ筑肥線で、合わせて３５本の列車に運休や遅れが出て、約２万人に影響が出たということです。
トラブルは午前中に復旧しましたが、福岡市交通局で詳しい原因を調べています。
一方、ＪＲ九州などによりますと、１９日午前６時４５分ごろ、ＪＲ鹿児島線下りの博多発・荒尾行き普通列車内の床に、白い粉が落ちているのが見つかりました。
ＪＲ九州は不審物と判断し、列車を筑紫野市の原田駅に止め、警察が“白い粉”を回収して調べたところ、ラムネ菓子のようなものとみられるということです。
列車は清掃のため運休となり、また、上り普通列車１本も運休し、合わせて約４００人に影響が出ました。